制作年:2006年
評価項目、各項目の最高は5つ星
1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆☆3.地域を超える力、世界的壮大さ ☆☆☆☆
4.アイデアの独創性 ☆☆
5.新しい見方の提示 ☆☆☆☆
6.映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性 ☆☆☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆
【合計星数】 25
【寸評】
第二次世界大戦の大きな転機となった硫黄島の戦いを描く。戦争の悲惨さを描くだけではない、戦争末期で戦費に窮していたアメリカが採ったメディア戦略が描かれている。物資の面で圧倒的に優位にあっただろうという、私のなかのアメリカのイメージが大きく崩れた。日本が戦時中に真実を知らせず嘘を放送して日本国民を鼓舞したが、アメリカにおいても戦費を集めるために、きわめてアメリカ的に「英雄」を作り上げたのは、とても興味深い。戦争をリアルに、そして物悲しく描いた秀逸の作品であることはまちがいない。さらに、アメリカ社会におけるインディアンの差別も扱った。
第二次世界大戦の大きな転機となった硫黄島の戦いを描く。戦争の悲惨さを描くだけではない、戦争末期で戦費に窮していたアメリカが採ったメディア戦略が描かれている。物資の面で圧倒的に優位にあっただろうという、私のなかのアメリカのイメージが大きく崩れた。日本が戦時中に真実を知らせず嘘を放送して日本国民を鼓舞したが、アメリカにおいても戦費を集めるために、きわめてアメリカ的に「英雄」を作り上げたのは、とても興味深い。戦争をリアルに、そして物悲しく描いた秀逸の作品であることはまちがいない。さらに、アメリカ社会におけるインディアンの差別も扱った。
合計星数(2019年4月12日に下記の評価を修正)
12以下 駄作
14~16 一般的な並みの作品18以上 秀作、話題作
24以上 優良作品
29以上 最優秀作品
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