美少女つむぎ（日本、2004）14点

作品名： 美少女つむぎ（日本）

制作年：2004年

評価項目、各項目の最高は５つ星

１．人間や社会に対する追及の深さ　☆☆

２．時間的、歴史的壮大さ　☆

３．地域を超える力、世界的壮大さ　☆☆

４．アイデアの独創性　☆☆

５．新しい見方の提示　☆☆

６．映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性　☆

７．キャスティングの妙味と役者の演技力　☆☆

８．シナリオの整合性や見せる順番の適切さ　☆☆

【合計星数】　１４

【寸評】

女子高生のつむぎは担任教師の真一が同僚の洋子と校内で不倫をしているのを目撃。真一に興味を抱いたつむぎは彼の家に押しかけ関係を持つ。また、同級生で目立たない耕介とも衝動的に関係を結ぶ。1時間足らずの短い映画だが、全編がセックスシーンで埋め尽くされている。主人公の高校生がなかなかおもしろい。ほかの宇宙から舞い降りてきたような女を演じている。顔は童顔で、高校生にはぴったりだ。ところが、その胸はかなり大きく、身体は一人前の女だ。このアンバランスが、内容の不可思議さとあいまって、実におもしろい。相手として教師を配し、社会の欺瞞や偽善の象徴でもある。こうした男がやりたい放題で、正義も何もない。ロッカーも出てきて、全体がちゃらんぽらんなのが、とてもよい。だから、気にせずに観ればよいが、かなり気になる映画だ。なお、主演の女性は蒼井そらという名のセクシー女優だそうだ。

合計星数（2019年4月12日に下記の評価を修正）

12以下　駄作

14~16 　一般的な並みの作品

18以上　秀作、話題作

24以上　優良作品

29以上　最優秀作品

マリッジリング（日本、2007）10点

作品名： マリッジリング（日本）

制作年：2007年

評価項目、各項目の最高は５つ星

１．人間や社会に対する追及の深さ　☆

２．時間的、歴史的壮大さ　☆

３．地域を超える力、世界的壮大さ　☆

４．アイデアの独創性　☆

５．新しい見方の提示　☆

６．映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性　☆☆

７．キャスティングの妙味と役者の演技力　☆

８．シナリオの整合性や見せる順番の適切さ　☆☆

【合計星数】　１０

【寸評】

若い女性が上司と不倫をし、これまで苦労してはぐくんできた愛を捨てるというものである。この筋書きも含め、すべてが陳腐な映画である。セックスシーンも、場面設定も、カメラアングルも、女性の貧弱な肢体も、すべて陳腐で何の感動もない。なぜ、これほどまでにこころが動かないかを考えてみた。おそらく、男性上司の描き方に問題があるのだろう。左遷されたという男は、特段の理由や欲情もなく、部下の女性と不倫をする。左遷された理由や、バリバリ働く妻との関係がしっかり描かれていないからにちがいない。

合計星数（2019年4月12日に下記の評価を修正）

12以下　駄作

14~16 　一般的な並みの作品

18以上　秀作、話題作

24以上　優良作品

29以上　最優秀作品

不機嫌な果実（日本、1997）11点

作品名：不機嫌な果実 （日本）

制作年：1997年

評価項目、各項目の最高は５つ星

１．人間や社会に対する追及の深さ　☆☆

２．時間的、歴史的壮大さ　☆

３．地域を超える力、世界的壮大さ　☆

４．アイデアの独創性　☆

５．新しい見方の提示　☆

６．映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性　☆☆

７．キャスティングの妙味と役者の演技力　☆☆

８．シナリオの整合性や見せる順番の適切さ　☆

【合計星数】　１１

【寸評】

２つ年上の男と結婚して６年だが、夫とのセックスに不満を抱える女が、次々と男を変え不倫する。その結果、夫とは離婚し、音楽家の貧乏男と再婚する。南果歩が主演の映画だが、私は彼女に神秘的な魅力を感じていた。ところが、この映画を見進めば進むほど、彼女の存在が薄っぺらに感じられ、その貧弱な肢体はますますみすぼらしいものに感じられる。これは、映画の筋としては、主人公の行き着く姿で、彼女の演技もそれにそって、忠実に演じられているのかもしれない。しかし、もの足りないセックスシーンだけがこころに残り、主人公のこころの空虚感や寂寥感はまったく伝わってこない。

合計星数（2019年4月12日に下記の評価を修正）

12以下　駄作

14~16 　一般的な並みの作品

18以上　秀作、話題作

24以上　優良作品

29以上　最優秀作品

彼女について知ることのすべて（日本、2012）11点

作品名：彼女について知ることのすべて（日本）

制作年：2012年

評価項目、各項目の最高は５つ星

１．人間や社会に対する追及の深さ　☆☆

２．時間的、歴史的壮大さ　☆☆

３．地域を超える力、世界的壮大さ　☆

４．アイデアの独創性　☆

５．新しい見方の提示　☆

６．映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性　☆

７．キャスティングの妙味と役者の演技力　☆

８．シナリオの整合性や見せる順番の適切さ　☆☆

【合計星数】　１１

【寸評】

「不倫純愛」以上の過激なエロス描写というのが、本映画の宣伝文句である。確かに、多少過激なエロ描写はあるが、純愛の描き方としてもの足りない。もっともっと屈折した主人公女性の性格や心理描写が欲しい。また、主人公男性の友達として競輪選手が登場するが、これまた付け足し的で、かなり浮いた存在となっている。

合計星数（2019年4月12日に下記の評価を修正）

12以下　駄作

14~16 　一般的な並みの作品

18以上　秀作、話題作

24以上　優良作品

29以上　最優秀作品

スウィートプールサイド（日本、2013）14点

作品名：スウィートプールサイド

制作年：2013年

 

１．人間や社会に対する追及の深さ　☆☆

２．時間的、歴史的壮大さ　☆

３．地域を超える力、世界的壮大さ　☆

４．アイデアの独創性　☆☆☆

５．新しい見方の提示　☆☆☆

６．映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性　☆

７．キャスティングの妙味と役者の演技力　☆

８．シナリオの整合性や見せる順番の適切さ　☆☆

 

【合計星数】１４

【寸評】

見るのをすぐにやめようかと思ったわりには、結構楽しめた。なかなかの発想で、おもしろかった。

 

各項目５つ星

合計星数

12以下　駄作

14~17 　一般的な並みの作品

20以上　秀作、話題作

25以上　優良作品

30以上　最優秀作品

駆込み女と駆出し男（日本、2015）23点

作品名：駆込み女と駆出し男

制作年：2015年

 

１．人間や社会に対する追及の深さ　☆☆☆

２．時間的、歴史的壮大さ　☆☆☆

３．地域を超える力、世界的壮大さ　☆☆

４．アイデアの独創性　☆☆☆

５．新しい見方の提示　☆☆☆

６．映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性　☆☆☆

７．キャスティングの妙味と役者の演技力　☆☆☆

８．シナリオの整合性や見せる順番の適切さ　☆☆☆

 

【合計星数】２３

【寸評】

すばらしい出来の大作である。井上ひさし原作で、セリフが多少わかりにくいところもあるが、それはそれなりにこの作品の格をあげている。井上流にコミカルに社会問題を適格に取り上げているといえる。

 

各項目５つ星

合計星数

12以下　駄作

14~17 　一般的な並みの作品

20以上　秀作、話題作

25以上　優良作品

30以上　最優秀作品