作品名:人間の証明
制作年:1977年
各項目、5つ☆が最高(2019年4月21日、評価内容を微修正)
1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆☆
3.地域を超える力、世界的広大さ ☆☆☆
4.アイデアの独創性 ☆☆
5.新しい見方の提示 ☆☆
6.映像上(音楽を含む)の美しさ、すばらしさ、独自性 ☆☆☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆☆☆
【合計星数】 26
【寸評】
戦後の混乱期において軽んじられた日本人の命を背景にした作品で、日本とアメリカを行き交う構成もおもしろい。私も何十年かまえに見た覚えがある。発表当時には、すばらしい評価を得たにちがいない。豪華俳優陣で、お金もかなりかけた作品である。しかし、現時点から評価すると、西条八十の詩をオーバーラップさせたり、一昔前の華やかなファッションショウを随所に挿入したり、アメリカ映画並みのカーチェイスを入れたり、これらは「人間の証明」という厳粛なタイトルにはふさわしくないように思われてしかたがない。
合計星数(2019年4月20日に下記の評価を修正)
8 最低
12以下 駄作
14~16 一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
23以上 優良作品
29以上 最優秀作品
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