作品名:百円の恋
制作年:2014年
各項目、5つ☆が最高(2019年4月21日、評価内容を微修正)
1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆
3.地域を超える力、世界的広大さ ☆
4.アイデアの独創性 ☆☆
5.新しい見方の提示 ☆
6.映像上(音楽を含む)の美しさ、すばらしさ、独自性 ☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆☆
【合計星数】 14
【寸評】
「百円の恋」などというくだらないタイトルにつられ、ひょっとしたら掘り出し物かもしれないと思い見だした。案の定、つまらない作品だ。3分の2まで見て、こういう映画を作る人間の面が見たいとまで思う。まともに生きられない連中ばかりが、だらしなく画面を行き交う。主人公の女はかなりのデブで、動きは悪いは頭も悪い。そんな、女がふとジムの前を通り、これがきっかけでボクシングをやることになる。デブの縄跳びは見られたものじゃない。32歳がプロテスト最後の年ということで発起する。体はどんどんしまり、動きは見違えたものとなる。そして、最初の試合に臨む。試合前の彼女のかっこいいといったらない。しかし、世の中は甘くない。どんどん打ち込まれる。そして、私たちはいつのまにか声を上げている。「がんばれ」「立て」「起きろ」無残にも打ちのめされ、私たちは涙を流す。映画の最後のクライマックスは、またけだるい音楽が流れ、恋人の男が語ることばもだらしない。評価は高くないが、やっぱり掘り出し物だった。
合計星数(2019年4月20日に下記の評価を修正)
8 最低
12以下 駄作
14~16 一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
23以上 優良作品
29以上 最優秀作品
No comments:
Post a Comment