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Monday, November 11, 2019

アントキノイノチ(日本、2011)20点

作品名:アントキノイノチ (日本)

制作年:2011

 

各項目、5つ☆が最高(2017421日、評価内容を微修正)

1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆☆

2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆

3.地域を超える力、世界的広大さ ☆☆

4.アイデアの独創性 ☆☆☆

5.新しい見方の提示 ☆☆

6.映像上(音楽を含む)の美しさ、すばらしさ、独自性 ☆☆

7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆

8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆☆

 

【合計星数】 20

【寸評】

「あのときの命」ではない。「アントキノイノチ」だ。これが、最後の場面で、一瞬ほっとする落ちになっている。思ったよりもずっといい映画だった。10代後半の若者の命とかかわる話だ。若者の純粋さ、それゆえのもろさ、生きる焦燥感などを、ちょっと変わった遺品整理業という仕事とからめ正面から描いている。とても好感のもてる作品である。

私は寸評を書くにさいして、いつも監督名を確認しないようにしている。どんなに有名な監督の作品でも同じように評価したいからだ。この映画の監督は若い人のように思われる。それだけにいいたい。若者の鬱積した閉じ込められた感情が爆発するときの映画表現として、突然息が切れるほど走りだしたりはち切れんばかりの大声を出したりというのは、あまりにも陳腐だ。この映画の観点がいいだけに、もっともっと考えてほしかった。

 

合計星数(2017420日に下記の評価を修正)

8    最低

12以下 駄作

14~16  一般的な並みの作品

18以上 秀作、話題作

23以上 優良作品

29以上 最優秀作品
 
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