作品名:群青の夜の羽毛布
制作年:2001年
1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆☆
3.地域を超える力、世界的壮大さ ☆☆
4.アイデアの独創性 ☆☆
5.新しい見方の提示 ☆☆
6.映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性 ☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆
【合計星数】14
【寸評】
ムンクの「思春期」を底において、むずかしい青春期のこころの動きをテーマとしている。と思ってみていたら、後半になると、テーマはそこにはなく家族なのかと思わせてしまう。前半のテーマをもっともっと突き詰めて考えてほしい。これは監督というよりも原作者への注文かもしれない。それにしても、この映画の登場人物はことごとく現実味がない、生活感がない、もっというと実存感がない。それがテーマと関わり、監督の意図するところならよい。この映画をみたあとの味わいの悪さはなんだろう。未消化か、不消化か。結末も最悪。もっとがんばってほしかったと思うからだろうか。映画のなかにおける月や坂や雨や雷雨の使い方があまりにも陳腐で、このテーマにふさわしくない。
各項目5つ星
合計星数
12以下 駄作
14~17 一般的な並みの作品
20以上 秀作、話題作
25以上 優良作品
30以上 最優秀作品
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