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Monday, November 11, 2019

八日目の蝉(日本、2011)29点

作品名:八日目の蝉

制作年:2011

 

各項目、5つ☆が最高(2017421日、評価内容を微修正)

1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆☆☆☆

2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆☆

3.地域を超える力、世界的広大さ ☆☆☆

4.アイデアの独創性 ☆☆☆☆

5.新しい見方の提示 ☆☆☆

6.映像上(音楽を含む)の美しさ、すばらしさ、独自性 ☆☆☆☆

7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆

8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆☆☆

 

【合計星数】 29

【寸評】

莫大なお金をかけたわけでもないが、壮大なドラマを演出している。この映画には歴史的壮大さも地域を超える壮大さもないが、壮大だ。それは、人間の心の奥底に限りなく迫ろうとする壮大さだ。この難しい課題を成し遂げるために、脇役やエキストラを含め俳優陣の演技はすばらしい。そのなかで、劇団ひとりの演技はひどすぎる。薄っぺらな何も考えない男の役だが、結構重要な役である。演技になっていないことをわかって、その薄っぺらさを表現するために彼を監督が起用したとしたら、この監督はさぞかし見通しのきく人物にちがいない。それにしても、小豆島の風物や習慣も映像豊かに挿入し、その美しさと女性の母性本能の純粋さが重なり合う。大いなる賛辞を捧げたい。

 

合計星数(2017420日に下記の評価を修正)

8    最低

12以下 駄作

14~16  一般的な並みの作品

18以上 秀作、話題作

23以上 優良作品

29以上 最優秀作品  
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