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Monday, December 30, 2019

愛してる、愛してない(韓国、2011)16点

作品名: 愛してる、愛してない(韓国)

制作年:2011年

評価項目、各項目の最高は5つ星

1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ 
3.地域を超える力、世界的壮大さ 
4.アイデアの独創性 ☆☆
5.新しい見方の提示 
6.映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性 ☆☆☆☆☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ 

【合計星数】 16

【寸評】
30歳前後の夫婦の別れ話だ。10分以上続く、冒頭の車の場面は印象的だ。それも含め、その映像がすばらしい。一コマ一コマが写真になっている。写真家が撮った映画という感じだ。特に、家のなかの映像でこれほど印象に残るものはない。家のなかの物も凝っている。ただし、この印象と別れ話とが、うまくかみ合わない。若い二人が住む家がセンスが良すぎて、しかも豪華なのだ。だから、別れ話が現実味がきわめて乏しく、夢物語のように感じてしまう。そして、1時間ほど彼らの別れ話につきあわされ、最後に落ちも展開もない。イライラした気持ちで見終わるのだ。こんなすばらしい映像を創出できるスタッフは、もっとそれにあったテーマをみつけてほしい。その意味で、とても残念な作品だ。

合計星数(2019412日に下記の評価を修正)

12以下 駄作
14~16  一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
24以上 優良作品
29以上 最優秀作品





Sunday, December 29, 2019

欲望ネット集団(日本)12点

作品名: 欲望ネット集団(日本)

制作年:?年

評価項目、各項目の最高は5つ星

1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ 
3.地域を超える力、世界的壮大さ ☆☆
4.アイデアの独創性 ☆☆
5.新しい見方の提示 ☆☆
6.映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性 
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ 

【合計星数】 12

【寸評】
死にたいと考えた男女5人がネットで出会い、実際に落ち合うという話だ。この内容からはかけ離れたほど浮ついた出足で映画は始まる。俳優たちの演技は稚拙というか、全然だめだ。後半に至り、この映画の大きなテーマが 性=生 だというので、多少おもしろくなる。映画全体の雰囲気が滑稽なほど現実味がないのだ。しかし、見終わると、これでいいのかもしれないと思えてくる。

合計星数(2019412日に下記の評価を修正)

12以下 駄作
14~16  一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
24以上 優良作品
29以上 最優秀作品





ザ・オークション(日本、2003)6点

作品名: ザ・オークション(日本)

制作年:2003年

評価項目、各項目の最高は5つ星

1.人間や社会に対する追及の深さ 
2.時間的、歴史的壮大さ 
3.地域を超える力、世界的壮大さ 
4.アイデアの独創性 
5.新しい見方の提示 
6.映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性 
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ 

【合計星数】 6

【寸評】
「ザ・オークション セリにかけられた女たち」何の感想もない。

合計星数(2019412日に下記の評価を修正)

12以下 駄作
14~16  一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
24以上 優良作品
29以上 最優秀作品





Saturday, December 28, 2019

硫黄島からの手紙(アメリカ、2006)18点

作品名: 硫黄島からの手紙(アメリカ)

制作年:2006年

評価項目、各項目の最高は5つ星

1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆
3.地域を超える力、世界的壮大さ ☆☆☆
4.アイデアの独創性 ☆☆
5.新しい見方の提示 ☆☆
6.映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性 ☆☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆

【合計星数】 18

【寸評】
 『父親たちの星条旗』と対をなすものである。太平洋大戦における硫黄島の戦いを日米双方の視点から描いたものである。本作品は、日本側の視点のものである。両者を比較して、アメリカ側視点の作品のほうがおもしろいし、うまくできている。
 2006年に硫黄島の地中から発見された数百通もの手紙。それは、61年前にこの島で戦った男たちが家族に宛てて書き残したものだ。この映画を貫く観点は、この種の戦争映画としては日本人にはありきたりのもので、新鮮味がない。お金をかけた、その壮大さはアメリカ映画の醍醐味だが、それも私にはそれほど感動を呼ばない。

合計星数(2019412日に下記の評価を修正)

12以下 駄作
14~16  一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
24以上 優良作品
29以上 最優秀作品





Wednesday, December 25, 2019

女教師―シークレット・レッスン―(韓国、2015)16点

作品名: 女教師―シークレット・レッスン―(韓国)

制作年:2015年

評価項目、各項目の最高は5つ星

1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆
3.地域を超える力、世界的壮大さ 
4.アイデアの独創性 ☆☆
5.新しい見方の提示 ☆☆
6.映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性 ☆☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆

【合計星数】 16

【寸評】
男子校の高校教師ヒョジュは非常勤採用のため職場で差別されている。そこへ、理事長の娘ヘヨンはコネで正規採用されて赴任。ある夜、ヒョジュは体育館でジェハとバレー特待生のヘヨンがセックスしているのを目撃。韓国映画らくし、理事長のバカ娘を配し、後半の展開にはひねりがあり、とてもおもしろい。また、役者たちの演技もすばらしい。

合計星数(2019412日に下記の評価を修正)

12以下 駄作
14~16  一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
24以上 優良作品
29以上 最優秀作品





月下美人(日本、2006)9点

作品名: 月下美人(日本)

制作年:2006年

評価項目、各項目の最高は5つ星

1.人間や社会に対する追及の深さ 
2.時間的、歴史的壮大さ 
3.地域を超える力、世界的壮大さ 
4.アイデアの独創性 
5.新しい見方の提示 ☆☆
6.映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性 
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ 

【合計星数】 9

【寸評】
話は単純でわかりやすい。それだけに、残念でしかたがない。描きようによっては、すばらしい映画もできたはずだ。そういう内容だ。こころの動きや心情が重要な映画だけに、それを演ずる人たちの力量が問われる。ところが、役者は全員、演技力が乏しく、稚拙で、ぎこちない。映像も、もっともっときれいに撮れるし、きれいに撮らなければ、この映画の魅力はでてこない。

合計星数(2019412日に下記の評価を修正)

12以下 駄作
14~16  一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
24以上 優良作品
29以上 最優秀作品




Sunday, December 22, 2019

苦役列車(日本、2011)15点

作品名: 苦役列車(日本)

制作年:2011年

評価項目、各項目の最高は5つ星

1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆
3.地域を超える力、世界的壮大さ 
4.アイデアの独創性 
5.新しい見方の提示 ☆☆
6.映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性 
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆

【合計星数】 15

【寸評】
19歳の北町貫多は、暗い過去を背負い、明日のない暮らしを送っていた。日雇い労働者として生きるが、なけなしの金はすぐに風俗と酒に消えてしまう。そんな貫多が、専門学生の日下部正二と知り合う。他人を避け一人ぼっちで暮らしてきた貫多にとって、日下部は初めての「友達」と呼べる存在になった。そして、古本屋でバイトする桜井康子に一目惚れした貫多は、彼女とも「友達」になる。これまでの人生で、もっとも輝いた瞬間であるが、それを自分の手で壊してしまう。不器用に屈折しながら生きる貫多の姿に、ネガティブな思考の典型を見る。自分でどんどん墓穴をほっていく。しかし、最後には、見は手に夢かもしれないが、作家として筆をとろうとする。若い俳優たちは、それぞれの個性をいかんなく発揮している。その面では、気持ちのよい作品だ。

合計星数(2019412日に下記の評価を修正)

12以下 駄作
14~16  一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
24以上 優良作品
29以上 最優秀作品





Tuesday, December 17, 2019

婚前特急(日本、2011)9点

作品名: 婚前特急(日本)

制作年:2011年

評価項目、各項目の最高は5つ星

1.人間や社会に対する追及の深さ 
2.時間的、歴史的壮大さ 
3.地域を超える力、世界的壮大さ 
4.アイデアの独創性 ☆☆
5.新しい見方の提示 
6.映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性 
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ 

【合計星数】 9

【寸評】
池下チエは5人の彼氏とつきあっている。親友の結婚がきっかけで、男たちを査定し、最もデメリットの多い男から別れを告げる。設定としては、まあまあかもしれないが、でてくる彼氏というのがたいしたことのない男ばかりで、げんなりする。そして、映画の半ばくらいで、最終的にどの男とくっつくかがわかってしまい、そのとおりになる。こんな筋ではだれも納得しない。
合計星数(2019412日に下記の評価を修正)

12以下 駄作
14~16  一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
24以上 優良作品
29以上 最優秀作品




Sunday, December 15, 2019

父親たちの星条旗(アメリカ、2006)25点

作品名: 父親たちの星条旗(アメリカ)

制作年:2006年

評価項目、各項目の最高は5つ星

1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆☆
3.地域を超える力、世界的壮大さ ☆☆☆☆
4.アイデアの独創性 ☆☆
5.新しい見方の提示 ☆☆☆☆
6.映像上の美しさ、すばらしさ、または独自性 ☆☆☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆

【合計星数】 25

【寸評】
第二次世界大戦の大きな転機となった硫黄島の戦いを描く。戦争の悲惨さを描くだけではない、戦争末期で戦費に窮していたアメリカが採ったメディア戦略が描かれている。物資の面で圧倒的に優位にあっただろうという、私のなかのアメリカのイメージが大きく崩れた。日本が戦時中に真実を知らせず嘘を放送して日本国民を鼓舞したが、アメリカにおいても戦費を集めるために、きわめてアメリカ的に「英雄」を作り上げたのは、とても興味深い。戦争をリアルに、そして物悲しく描いた秀逸の作品であることはまちがいない。さらに、アメリカ社会におけるインディアンの差別も扱った。

合計星数(2019412日に下記の評価を修正)

12以下 駄作
14~16  一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
24以上 優良作品
29以上 最優秀作品






妻の秘蜜―夕暮れてなお―(日本、2016)10点

作品名: 妻の秘蜜―夕暮れてなお― (日本) 制作年:2016年 評価項目、各項目の最高は5つ星 1.人間や社会に対する追及の深さ  ☆ 2.時間的、歴史的壮大さ  ☆ 3.地域を超える力、世界的壮大さ  ☆ 4.アイデアの独創性  ☆☆ 5.新しい見...