作品名:きいろいゾウ(日本)
制作年:2012年
各項目、5つ☆が最高(2017年4月21日、評価内容を微修正)
1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆
3.地域を超える力、世界的広大さ ☆☆
4.アイデアの独創性 ☆☆
5.新しい見方の提示 ☆☆
6.映像上(音楽を含む)の美しさ、すばらしさ、独自性 ☆☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆
【合計星数】 16点
【寸評】
おそらくとても評価の分かれる映画だろう。好きな人は高く評価するが、おもしろくない人の評価はきびしいだろう。前半の寓話的でメルヘンチックなタッチにもかかわらず、後半は人間の情念に近いものが飛び出てくる。いろいろな要素が混在し、それらがうまく一つに昇華されきっていないように思う。きいろの像のイメージ、子供のころに自殺した女性のイメージ、何か奇怪な鳥の入れ墨、認知症の老婦人などなど。これらが一体となって、一つの映画世界を構成するというのでは、残念ながら、ないのだ。
合計星数(2017年4月20日に下記の評価を修正)
8 最低
12以下 駄作
14~16 一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
23以上 優良作品
29以上 最優秀作品
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