作品名:チャーミングガール(韓国)
制作年:2005年
各項目、5つ☆が最高(2017年4月21日、評価内容を微修正)
1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆☆
3.地域を超える力、世界的広大さ ☆☆☆
4.アイデアの独創性 ☆☆☆
5.新しい見方の提示 ☆☆
6.映像上(音楽を含む)の美しさ、すばらしさ、独自性 ☆☆☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆☆
【合計星数】 23点
【寸評】
お金をかけてない映画だ。監督はそれをねらっているのだろう。お金をかけないことで、主人公である郵便局員のごくありふれた生活感を出そうとしているようだ。会話の少ない映画だ、特に最初の30分ほどはほとんど会話がない。沈黙の彼女の世界、そして次に暗黒の過去のやりきれない彼女の世界が現れる。そんなやり方で、行き場のない彼女の日常生活のリアリティを描き、動揺するこころの奥底に迫ろうとしている。映画では主人公の女性が歩く場面がおおいが、さまよう彼女の姿だ。ごくごくふつうのやり方で、女性の深層心理を掘り下げようとするところが、とてもおもしろい。そして、最後の彼女が恥辱を受けた男を殺そうとする長い沈黙の場面は圧巻だ。
合計星数(2017年4月20日に下記の評価を修正)
8 最低
12以下 駄作
14~16 一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
23以上 優良作品
29以上 最優秀作品
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