作品名:ひまわり(イタリア)
制作年:1970年
各項目、5つ☆が最高(2017年4月21日、評価内容を微修正)
1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆☆
3.地域を超える力、世界的広大さ ☆☆☆
4.アイデアの独創性 ☆☆☆
5.新しい見方の提示 ☆☆☆
6.映像上(音楽を含む)の美しさ、すばらしさ、独自性 ☆☆☆☆☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆☆☆
【合計星数】 29
【寸評】
若いころ観た作品だが、灼熱の太陽の下のひまわり畑とソフィア・ローレンの肉感的で強烈な女性像だけが印象に残っている。その内容はまったく覚えていない。今回あらためて観てみて、第二次世界大戦におけるイタリアのロシア戦線が背景にあるとわかった。今回印象に残った映像は、戦死した兵士たちの粗末な十字のお墓が無数に広がる光景だ。これが、広大な土地に広がるひまわりの花とイメージ的にダブル。その映像の一コマ一コマがきわめて印象的で脳裏から離れない。多少軽薄ともいえるイタリア人の愛情が、過酷な戦争によって試される。やはり、これは名作だ。
合計星数(2017年4月20日に下記の評価を修正)
8 最低
12以下 駄作
14~16 一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
23以上 優良作品
29以上 最優秀作品
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