作品名:花様 たゆたう想い (台湾)
制作年:2012年
各項目、5つ☆が最高(2017年4月21日、評価内容を微修正)
1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆☆☆
3.地域を超える力、世界的広大さ ☆☆☆☆
4.アイデアの独創性 ☆☆☆
5.新しい見方の提示 ☆☆☆
6.映像上(音楽を含む)の美しさ、すばらしさ、独自性 ☆☆☆☆☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆☆☆☆
【合計星数】 31
【寸評】
私は映画で、こんなに壮大でかつ繊細な愛のドラマを観たことがない。それは、男と女の愛の問題でもあるが、姉妹の愛の問題でもある。男女の愛のドラマであるにもかかわらず、男と女が触れ合うことはほとんどない。だが、私たちはそのなかに無限の愛の深ささえ感ずる。映像の一コマ一コマはテーマに即し、時には激しく時には幻想的だ。嵐の使い方はきわめて陳腐だが、この映画ではそう感じさせない。舞台が海や海辺の街だからだ。台湾が産み出したすばらしい映画だ。この寸評を読まれた方は、絶対に観てほしい。
合計星数(2017年4月20日に下記の評価を修正)
8 最低
12以下 駄作
14~16 一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
23以上 優良作品
29以上 最優秀作品
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