作品名:岸辺の旅(日本,フランス)
制作年:2015年
各項目、5つ☆が最高(2017年4月21日、評価内容を微修正)
1.人間や社会に対する追及の深さ ☆☆
2.時間的、歴史的壮大さ ☆☆
3.地域を超える力、世界的広大さ ☆☆
4.アイデアの独創性 ☆☆☆
5.新しい見方の提示 ☆☆
6.映像上(音楽を含む)の美しさ、すばらしさ、独自性 ☆☆☆
7.キャスティングの妙味と役者の演技力 ☆☆☆
8.シナリオの整合性や見せる順番の適切さ ☆☆
【合計星数】 18点
【寸評】
3年間失踪していた夫が突然帰ってくるという設定だが、それは妻の夢想の世界だ。そして、さまよう夫の魂と、彼が生活をした場所を、二人でめぐる旅がはじまる。楽しい思い出や悲しい空想の世界を、驚きの心で旅する。それがきわめてリアルに我々に迫ってきて、夢想の世界と現実の世界の区別がつかなくなる。なぜ、この二人の世界がこんなにまでリアルに感じられるのだろう。その理由の一つは、この映画に登場する役者たちの演技力のなせる技だ。芸達者そろいだ。おもしろい映画というだけでなく、芸術性も高い。
合計星数(2017年4月20日に下記の評価を修正)
8 最低
12以下 駄作
14~16 一般的な並みの作品
18以上 秀作、話題作
23以上 優良作品
29以上 最優秀作品
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